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奇妙な天使のCafe

自分の趣味や日常についての日記です。

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次は。。。

こないだの木曜日のアニ魂を見て、何か本当に劇場公開化するのか
疑問に感じましたね。。。まさか本当に 『紅桜編』 の焼き直しじゃない
だろーな?(いや・・・、判らん。アニ魂のことだから。★)
ひょっとして、やっぱりただのネタということもあり得るし。。。(^.^;)
どこまでもFanを手玉に取るつもりなんだな?(コノヤロー★)
でも来週の予告をやらなかったので、ちょっと心配。。。

ところで 『活字倶楽部』 という雑誌に、最近は復活投稿しているのですが
今回、家族もハガキ投稿しまして、そちらの方も載せていただきました。
何か気を良くして、次も送るとか言っております。(^.^)
でもご覧になった方は判るかと思うのですが、かなり原作を舐めくさった
イラストになっております。私のHPの方の 『夢の贈り物』 というコンテンツ
にアップしておりますので、良かったらどうぞご覧下さい。
(本当に、相当にアホな 『D』 なんですけど。。。★☆★)
さてと、次は何を描こうかな?・・・、とちょっと思案中。。。

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今日はアニ魂~。(最近このタイトルばっか★)

今日で 『地雷亜帰還吉原編』 (←そんなタイトルでもない。★)が一先ず、
終了するという事で、まああの地雷亜の声優さんの声が聞けなくなるの
は残念ですけど (いや・・・もう先週で出番終わってるから。。。)、何やら
アニ魂が終了するという噂を耳にしたのですが、本当でしょうかね???
でもあのエンディングを見る限りは、いつ終わってもおかしくはないンだけ
どなあ。。。。。はあ~、これで一つの愉しみが。。。。。。★
(まだ決まってないって。。。)
 
と思っていたら、映画化の噂もあるとのこと。マジでか!
観たい~。(^.^)/
でも内容に不安もあるけども・・・。最初にアニメになったアレみたいのより
は、もっと凝った造りのお話にして欲しいのだけど・・・。
そういえば、Y●u T●beでたまたま見たのですけど、『黄●がえり』 の
『銀魂』バージョンなのですけど、あんまり妄想をかき立てられたので何回
も繰り返して見てしまいました。あれ、いいな~。
あれで、マジでアニメ化して欲しいです~。(^.^)
ミツバと鴨ちゃんは還って来るのはこれは必然だけど、あとは師匠!絶対
に師匠ッ!師匠に黄泉がえって欲しいです~。
そして高杉はわんわん泣くといいよ。うん。
(今ちょっと、師匠萌えなもので。。。^^ ; )
銀さんはどうするんだろ?泣くかな?どうだろ?。。。
でも私としては、やはり原作になるべく長く連載していて欲しいかな。。。
原作ありきだもんね。

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今日はアニ魂。。。

今日はアニ魂~。
ついに師匠の声があきらかにッ!
一体どんな声かなぁ~♪(ワクワク。。。)

そういえばこの 『師匠回顧録吉原編』 ←(そんなタイトルではない★)
では、私は声フェチではないのですが、地雷亜の声優さんの声って
良いな~♪、と銀さんがバカスカやられている間にも思っていたのです
が、←(ヲイ★) アニメになったのでよけいに判ったのですが、地雷亜
って台詞長ッ!台詞多ッ!、どんだけ喋っているんだっていうくらいに
多いンですけど、これって私の気のせいではないよね?。。。。。
性格が歪んでいる割りに喋る、喋る。。。(^.^)
でもこの回は、あと一回か二回で終了かな?
すると次回は、迂回ルート辺りになるような気がするンですけど。。。
ワックワクのドッキドキものです。(★)

       【追記】
師匠~~~~~!最高っス!(^.^)/
これぞ武士道。惚れました。一生、ついて行きます!って感じなん
ですけど、何かもう声もピッタリでしたね~。
冒頭の仔銀と師匠の場面を何度、ヘビーローテーションした事か。。。
(ハッキリ言ってあの土銀迂回ルートと言われた時よりも多い・・・★)
『銀魂』って前からBGMが良いと思っていたんだけど、バックの静か
なピアノの曲とも合っていて、場所が戦場(?)みたいな悲惨な場所
なんだけど、見ていてジーンとしました。
でも本当に師匠、いいよなぁ~。
原作でも、もっと出てくんないかなぁ。。。。。

       【お返事】
拍手にコメントを下さった方、ありがとうございます。
よくぞこんな辺境に来て戴けました。感謝です。
拍手の小説にコメントをいただいたのですけど、そうですね。。。
御指摘通り、【金魂】 と【魔界都市】 をコラボさせるような変態は、
同人界広しといえども、自分しかおるまいと自負しておりますです。
(↑そんな自負いらんわ。。。★)
アレの続きは考えていて、他にも沖田や近藤や山崎も出して、豹馬
やドクターや、もちろんせつらや人形娘も出て来るんですけど、でも
需要がなさそうなので 自分の脳内だけで愉しんでおります。(^.^;)
本当にさわりの部分だけしか書いてないのですけど、少しでも愉しん
でいただければ幸いです。
またお時間がありました時でも、お越しになってやってみて下さい。
どうもありがとうございました。

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日常あれこれ。

この間の日曜日は、家族が四谷で開催された模型関係のイベントに
参加しておりました。
主催の方がスターウォーズ関係の模型をされているプロの人なので、
スターウォーズ系の模型が多いようなのですが、多分レベルで言えば
日本一くらいのレベルではないかと家族が言っていました。
(他にもプロの方が何人か来ていたらしい。。。)
家族は相変わらず架空のオリジナル飛行機の模型ばかり造っている
もので、イベントの中ではかなり浮いている存在らしいのですが、(^.^)
わが道を行くとのことで、まあ・・・それはそれで良いんじゃないかと
思います。
詳細な内容を知りたいなどご興味のある方は、左側に 『架空飛行機
工場:BLOG版』 のリンクが貼ってありますので、そちらから飛べます。

このイベントの趣旨的に説明すると、ワンフェスとかの自作キットとか
を販売しているというのではなくて、あくまでも自作で造った模型を
展示する展示会・・・というかお披露目会だそうで、物品の販売中心
のイベントが多い中、これは素人意見になりますが逆に良いのじゃ
ないかと思います。
今回は第一回目なのだそうですが、前回は零回目だったそうです。
(なぜ、零からスタートする?やっぱりグヲタも入っているから?(^.^:)
私は現地には行かないで写真を見せてもらっただけなのですが、「何
か大きくなりそうだね。このイベント・・・」 と家族と話しておりました。
以前に造ったモデルでも再展示していい訳だし、新しい模型を一つで
も加えておけばいいしね~、とか何とかいろいろ。。。
でも、イベントが大きくなると主催者側は、それはそれで大変かとも
思いますが。。。
最初は秋葉原で押さえたかったらしいのですが、予約が半年前でも
取れなかったそうで、さすが日本一というか世界一のヲタク・スポット
だと思いますです。

その秋葉原なのですが、数日前に家族と連れ立って散歩に出掛けて
おりました。
私の誕生日も兼ねてという事らしいのですが、誕生日にアキバってどーよ。
(何か納得できないものを感じるんだが・・・家族よ。★ 結局は、オメー
が行きたかっただけだろーがッ!、とか思ったり。。。)
腕時計の電池が切れて止まったまんまになっていたので、そのままヨド
バシへ。。。ついでにベルトも取り替えたら新品みたいになりましたです。
平日だったので人もそんなに多くはないとはいっても、やっぱり秋葉原は
今ではりっぱな観光スポットのようで、中国系の観光客の方が多かった
ですね。
電池の交換待ちで時計売り場をウロウロしていたら、中国の方々が
販売員さんに、どうやら磁気ネックレスについていろいろ見せて貰って
いる所に遭遇。磁気ネックレスって、中国で流行っているの???
あとは腕時計とか購入している人が多かったかな。
ブランド物のバッグとかをあまり見ている人がいなかったのは、やはり
不景気が関係しているのかと思ったり。。。
帰りは久し振りに、全部入りの『じゃんがららーめん』 を食べて帰りました。

例によってカラオケで誕生日予約をして二時間ばかり過ごしたけど、
家族が歌ったキリンジの『エイリアンズ』 って何か沖神にピッタリだな・・・、
と考えていたのですが、何となくそう思いませんか?

     【お返事】
拍手にコメントを戴いた方、ありがとうございます!
こんな辺境のHPに来ていただきまして感謝感激です。
【魔人達の晩餐】 のコンテンツは今のところ、投稿ハガキのイラストくら
いしか更新してないですね。すみません。。。(★)
『Canon』 は何となく思いつきで (いつもこれだよ。。。★)1ページだけ
載せ
てみたのですが、もし出来れば同人に載せるというという手も考えてい
たのですが、その同人活動もちょっとお留守になっているもので。。。(汗★)
でもそうですね、続きは考えてみますので、(約束は出来ないンですけど)
またお暇な時にでも覗いてみてやって下さい。
どうもありがとうございました。

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Happy Bathday~。(^.^)/

今日、10月10日は銀さんのお誕生日~。(^.^)/
Happy Bathday~。
私は銀さんと出逢えて良かったよ~。
つーか、『銀魂』 という漫画に出逢えて本当に良かった。。。
何かしたかったンだけど、何も出来なかったんだよ。。。ママン。
そのぶん長い事、放置しといた長編の小説を何とかしたいと
思いますです。。。(汗★)
(あれ?今月はハガキ投稿のイラストも描くンだっけか?★)

でもね、もう何かハマるような漫画というのに、逢えないと思っ
ていたんだよね~。
それは面白いと思える漫画は沢山あるけど、(『のだめ~』も
面白いし『二十世紀~』 も面白い) でもこんなにキャラが好き
でお話も面白くって世界観も好きでという、てんこ盛りな漫画
にはちょっとお眼に掛かれなかったなあ。。。
『新選組』 がモデルになっている 『真選組』 があるっていうの
が大きいけど、それ以外のキャラも皆大好きです。。。(^.^)
『攘夷』 も 『万事屋』ファミリーも、その他も全部好き。

ということで取りあえず、銀さん、おめでとう!(^.^)/
(ちなみに、めでたくもないですけど、・・・★ 私ももうすぐ誕生日
です。銀さんと同じ天秤座ですね。。。)

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新OP&ED。。。

新OP&EDを見たんですけど・・・、何と言いますか。。。まず曲が
良くなかったよ~。(★)
このミュージシャンを知らなかったのもあるけど、(Fanの方、ゴメン
ね・・・)ざっと聴いても、まず歌詞が何を歌っているのかよく判らない。
なので印象に残らない。。。EDの曲の方がまだマシだけど、何か
どっちも曲調だけ強くしようという感じで、今回はシリアス長編だった
ので、できれば 『曇天』 や『修羅』 みたいにインパクトの強いものを
期待していたのですけど、何だか肩透かしに終わってしまいました。

画像はなあ・・・、さすがに今のアニメは凄いと思うけど、これも今
一つ。。。でも仔銀と師匠は良かった。。。。。ちょっと萌えた。(^.^)
でもこれから先の予測がつかないで造った感のあるOPだったなあ・・・
もう原作に追いついてしまっているから、仕方がないんだけども。。。
EDも、これでもう本当にいつ終わってもいいというようなEDに思え
て、これも見ていてとても切なかったです。。。。。
来年も続けているとは限らないもんなあ。。。アニ魂。(泣★)

私はコミックスでまとまってから読むもので、WJの方は判らない
のですけど、何でも噂では銀さんがニャンコになっているお話とか。。。
どんだけ同人にネタを提供するンでしょうか?。。。空知センセは。(^.^;)
そういえばウチのニャンコも死んじゃってから、もうはや一年。。。
たまに逢いたいよ~、と家族と言っておりますが、もう逢えないん
だよね。死んじゃったんだから。。でも、とても可愛い奴だったンだよ。
今はただ、合唱。。。(★)

    【追記】
『宇宙戦艦ヤマト』 の実写版の配役を見たのですが。。。やっぱり
アニメつーか漫画は実写化しない方がつくづく良いな・・・と思い
ましたねー。
何というか、夢は夢のままで取っておこうというか。。。
いや、キムタクが古代だっていうのは以前から
知っていたんですけど
ね、思わず配役を見て 「これって、漢たちのYAMATOじゃね?もう、漢た
ちのYAMATOでいいじゃん。。。コレ」 とか思わず思ってしまいましたが、
あまりにも突っ込みどころがありすぎて全部言えないです。。。
やっぱりアニメの実写化は難しいと、そういうことで。。。
(まあ・・・、銀魂の実写化は間違っても有り得ないだろうけど。。。)

家族と、もうこうなったらギャグにした方が面白いんじゃないかと話して
いたのですが、そしたらスターシャは土屋ア●ナさんに演じて貰って、
「てめーら、何モタモタしてやがんでぇ!さっさと来ねーと、ブッ殺すぞ!」
と言って貰えれば、早くイスカンダルに到着するのではないかと。。。(^.^)
「沖田艦長!こんなにワープを繰り返していては、艦がもちませんッ!」
「かまわん!このままでは、わしの寿命がもたん!」((ガクガクブルブル★))
とかね。。。。。(^.^;)

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カウントダウン。。。★

わははは。~(^.^)/
やっぱりそういうネタだったか。今日のアニ魂。。。
さすがですアニ魂。
またまたFanに喧嘩売ってるし。。。。(★)
でもハタ皇子の高杉は、私は好きなんですけど。。。(^.^)
(ハッキリ言って最高です)
こういうおバカなネタが好きなんですよ。実は。。。
アニメツアーの映像を見れたのも嬉しかったです。

この間行った面接のバイトだけど、やっぱり落ちてました。ママン。。。
気にしないで次に行こう!次っ!

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秋の気配・4。。。(小説あり)

土方は銀時の顔を直視した。
銀時は思わずどきりとする。
(何だってコイツは無駄に顔が良いんだろうね・・・。いや、別に認め
た訳じゃないけどね・・・世間一般の評価っていうか、その・・・・・)
銀時があたふたと自分に言い訳していると、土方は辺りにさっと視線
を走らせて銀時の傍に更に歩み寄った。
「な・・・何だよ?」
反射的に身体を硬直させる銀時に、土方は顔を近づけて声を落として
囁いた。
「メガネとチャイナは家の中なんだな?」
「あ?ああ、いるぜ。今頃、メシの支度でもしているだろうけど・・・・・」
何故そんな事を訊くのかと、銀時は訝しげに土方の顔を見た。
「つい二時間ほど前、爆破予告が奉行所に入った」
「え?」
銀時は驚きの声を上げたが、もちろん声は潜めている。
「場所はかぶき町。だが特定までには至っていない」

銀時はその土方の言葉を聞いて、咄嗟に玄関を見る。
正しくは家の中に居るであろう、二人の子供を・・・・・。
「それで真選組が借り出されたのかよ」
「俺達だけってわけでもねぇ。奉行所の連中もいるし、爆破処理班も
待機している」
「そんで?犯人の目星はついたのか?」
「犯行内容はメールで届けられた。発信元はもうすぐ解るだろうよ・・・」
銀時はちょっと考えて土方に確認を取った。
「メールなのか?手紙とかじゃなくって?」
土方はにやりと口許を上げた。
(な・・・何、コイツ・・・・・。いきなり笑うなよ・・・・・・)
何故だか銀時は思わず焦ってしまう。
土方は銀時に近づけていた身体をやや離した。
「つまりそういうことだ。たぶん何もないだろうさ。十中八九、悪戯だ。
俺達が居るのは、念のためだ・・・」
銀時は土方の顔を見ながら黙って頷いていた。

もしこれが念入りに犯行計画が立てられたものならば、もっと足の
付かない形で犯行声明を出すだろう。
そんなメールなどと簡単に割り出せるようなもので知らせる筈がない。
そんな細かい部分も念入りに計画されていないとなると、よほど間の
抜けた輩か子供ということになる。
つまりは土方の言うように、ただの悪戯なのだろう。
ふいに土方はポケットの中に手を入れて、中から携帯を取り出して耳
にあてた。
「ああ・・・。そうか、解った。やっぱりな・・・。一応念のため、もう暫らく
ここに待機する。各隊にはそのように伝えておけ」
通話を切って、再び携帯を仕舞う。
「割り出したそうだ。もうすぐ捕まるさ・・・」
そう言うと別のポケットから煙草とライターを取り出して、一本銜える
と火を点けた。
その一連の動作は、相変わらず嫌になるくらい様になっている。
その様子を見ながら銀時は軽く息を吐くと、身体の向きを変え、手摺り
に凭れて再び頬杖を付いた。
銀時と共に様々な修羅場を潜り抜けて来た子供達だから、爆弾ごとで
怯むような柔な精神は持ち合わせてなどいないが、それでもこんなに
穏やかで天気の良い日は、何事もないにこしたことはないと思うのだ。

とはいうものの・・・・―――。
「何だよ・・・。思わせ振りな態度しやがって」
何もなければそれはそれで結構な話だが、どこか気分的にすっきりと
しなくて、銀時は八つ当たり気味にぼそりと呟いた。
「あ?ちゃんとテメーの質問には答えてやっただろーが。何か文句で
もあるのかよ?」
「別に、ねーよ・・・」
それは確かに土方の言う通りだ。
土方は銀時の質問にはちゃんと応えてくれたのだから・・・・・。
だがどうにも気にくわなくて、銀時はブスくれて通りにいる隊服の連中
を眺めていた。
どうしてもからかわれたという感が否めない。
土方はそんな銀時を暫らく見つめていたようだが、こちらもやがて
ぼそりと呟いた。
「睫毛まで銀色なんだな。テメーは・・・」
「は?」
一体何の戯言なのだろうかと、銀時は土方に顔を向けた。
見ると土方の視線は銀時から逸れて、通りの向こうで土方に手を
振っている真選組内でも一番地味な部下を注視している。
「さて・・・と。もう戻らないとな・・・・・」
「ああ。戻れ、戻れ。さっさとな」
手でしっしと追い払うような仕草をしてみせるが、土方はそれには
反応せずにくるりと踵を返した。
「ジャマしたな・・・」
「ああ・・・」
銀時が頬杖を付きながら、横目で遠ざかる黒い背中を見ていると、
いきなり土方が顔だけをこちらに向けた。

「な・・・何?」
不意を突かれてどぎまぎとしてしまう。
(い・・・いや。・・・だから、何焦ってンの?俺・・・・・)
「お前、今夜とか空いているか?」
また先程の続きなのかと銀時は顔を顰めた。
「どーせ、俺は働き者じゃなくって暇ですよ。誰かさんと違ってね」
「空いてるんだな?」
せいぜい嫌味ったらしく返してやったつもりなのに、土方に軽くかわ
されて銀時は拍子抜けしてしまう。
「暇だったら何かあんの?」
むっと唇を尖らせてみれば、土方は 「そうか・・・」と自分で勝手に
納得して何やら考えているらしい。
「何?」
銀時が重ねて尋ねれば、土方はあっさりと答えた。
「このまま何事もなければ、俺は今夜は時間が空く。呑みにでも
行くか?」
「え?」
言われた内容は解るが、うまく頭が把握してくれない。
(・・・俺が土方と呑みに行く?な・・・何で?今まで、そんな事全然
なかったのに)
ぽかんと口を開けて何と答えたものだろうかと銀時が逡巡している
と、銀時の返事を待たずに 「後で連絡する」と土方は言い置いて、
さっさと階段を降りて行ってしまった。

「お・・・おい」
ようやく銀時が言葉を発した頃には、土方は足早に通りを渡っている
ところだった。
銀時が手摺りから身を乗り出して眼で追っていると、それに気がつい
た地味な部下がぺこりと頭を下げる。
銀時はお座成りに頷いてみせて、部下に声を掛ける土方の動向を
一部始終見守っていた。
だがいくら銀時が見ていても、土方だってきっとそれを判っているだろ
うに、顔を上げてこちらをちっとも見てくれようともしない。
そのうち土方が携帯で何やら連絡を取り合って、どうやら場所を移動
する手筈になったらしくて、皆でぞろぞろと動き始めた。
仕方なく銀時がそのまま見送っていると、土方はこちらに背を向けた
まま手を振ってみせた。
そして部下達の後を追って歩み去ってしまった。
後に残された銀時は軽くまだ混乱したままだ。
(・・・マジでか?俺が土方と・・・・・?)
別に何ということもない。
ただ呑みに行こうと約束しただけだ。
男同士のよくある付き合いみたいなもので、銀時は長谷川とだって
よく呑みに行ったりする。
だがどうにもそれとはどこかが異なっているようで、胸の奥がざわざわ
と落ち着かなくなってしまう。
(だ・・・だって俺、困るよ・・・そんな・・・・・)
何が困るのかは自分でも説明が付かない。
だがこれまでと何かが変わってしまう気がするのだ。
そんな予感がする。
(ぅわぁー・・・・・・ッ)
思わずしゃがみ込んでしまう。
(・・・困る・・・・)
頭から湯気が出るくらいに盛大に顔を赤らめて、銀時は手摺りに手
を掛けて座り込んでいた。

「あ・・・、銀さん。ここに居たんですね。ご飯の支度ができましたよ」
新八が廊下をパタパタと歩いて来る。
家の中からは美味しそうな味噌汁の匂いが漂って来ていた。
新八は玄関先で座り込んでいる銀時を見て、不思議そうに首を傾げる。
「何をやっているんですか?銀さん」
銀時は胸に手をあてた。
「いや・・・持病の癪が・・・・・」
新八は付き合いきれないとばかりに盛大に溜息を洩らした。
「アンタの持っている病気は金欠病でしょうに・・・。何でもいいからさっ
さと来て下さい。ご飯が冷めます」
ぱぱっと用件を言うと、新八は銀時を待たずに家の奥へと戻ってしま
った。
「・・・新ちゃん、冷たい・・・・・」
ウウっ・・・と泣いた振りでもしようと思ったが、見せる相手がいなくては
つまらない。
銀時は何だか馬鹿馬鹿しくなって立ち上がっってしまった。
どうやら陽も高くなっているようで、陽射しも強くなってきていた。
往来を行き交う人々の数も増えている。
午後にはもう少し気温も上がるのかもしれないが、今日は休日である。
買い物客で街は賑わうのだろう。
「そうだな・・・。何事もなければいいな・・・・・」
そう言って銀時は男が歩み去った方向を見つめながら、秋の気配を少
しずつ忍ばせてきている涼やかな風に、髪をゆったりと弄らせていた。

*********************************************************************************
一先ず、これで終了です。お疲れ様でした~。(^.^)/
シルバー・ウィークということで秋の連休にあった、ほのぼのとした
お話にしてみました。
続きもちょこっと考えているんですけど、機会があればまた書く事に
しますね~。

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秋の気配・3。。。(小説あり)

(に・・・逃げ・・・・・)
気持ちはさっさとこの場を立ち去りたいと願うのに、身体が思うよう
に動いてくれない。
それに大体、そもそもだ。
なぜ自分が逃げなくてはならないのだろうか?
賃貸とはいえ自分はこの家の主であって、その玄関の前に立って
いたって何ら問題はない筈だ。
何も後ろめたい事なぞない。
あるとすれば、この男の情事の様をついうっかりと想像してしまった
だけなのだが、それが即罪状に繋がるという訳でもないだろう。
だが何故そんな事を考えてしまったの自分でも判らなくて、混乱した
銀時は、その男が近づいて来るのを見守っていることしかできなかった。
「おい」
土方が銀時に声を掛けて来た。
「な・・・な、何?」
思わずびくりと肩を揺らす。
「何していやがる?」

土方は銜えていた煙草を指で摘みながら、銀時の姿を上から下ま
でじろじろと遠慮なく眺めてきた。
後ろめたさもあってそれが銀時には、より一層に居た堪れないもの
を感じさせた。
「何してるって・・・、ここは俺ンちなんですけどー。自分ンちの家の
前に居たら何か問題でもあるんですかー?」
何とかいつも通りの軽口が叩けるようで、銀時は安堵した。
土方は煙草を銜えなおすと煙を吐き出した。
「別に何の問題もねぇよ。ただ朝早いじゃねぇか?テメーにしては・・・」
銀時は眉を顰めた。
確かに銀時は朝は苦手な方だが、どうしてこの男がそんなことを
知っているのだろうか?
「新八に叩き出されたンだよ。天気がいいから布団を干すって言っ
て。あと掃除・洗濯もするからジャマなんだとよ・・・」
先程の事を憶い出すとまた気が滅入りそうになってきたが、そんな
事を何でこの男にわざわざ話しているのだろうかと、銀時は自分
自身で情けなくなってしまった。

「世間じゃ連休だろーが。テメーんとこのメガネは雇い主に似ない
で実に働きモンだよな・・・」
ムカつく言われ方だが、土方にすれば当て擦りで言っているという
よりも、思ったままのことを述べただけにすぎないようで、表情にも
皮肉な様子は微塵も見られない。
だが当たっているだけに、銀時にはそれがよけいに癪に障った。
何か言い返してやりたいとは思うが、それではこのまま喧嘩に
なだれ込んでしまうだけだろうし、それよりもさっきから気になって
いる件について訊いた方が建設的だろうと、ムカつきを抑えて頭を
切り替える。視線を階下の黒い集団に落とした。
「人ンちの事情なんて関係ねぇだろーが。それよりも何?その連休
に朝早くから出動なんざ、何かあったの?コレ」
顎で差して視線を土方に戻すと、土方はこちらをじっと見ていた。

その様子に只ならぬものを感じた銀時は、一瞬の間を置いて尋ねた。
「何?」
土方は煙草を銜えたまま口を開いた。
「昨夜、ここら辺りで何か変わった事とかなかったか?」
「昨夜って・・・・・」
銀時は記憶を巡らせる。
夜になれば呑み屋も多いここら地域は、それなりに賑やかにもなる
し時として酔っ払い同士の喧嘩沙汰もあったりするが、それはいつも
通りの猥雑なかぶき町の姿だから気にする程でもない。
「別に、特に変わった事はなかったぜ?」
「そうか・・・」
銀時の返事を特に疑う素振りもなく、土方は自分の部下達の方を見
やった。
「何だよ?何かあったのかよ?」
元より銀時の質問にまともに答えるとは思っていなかったが、こちら
は答えてやったのだからと、銀時はしつこく尋ねた。

*********************************************************************************
タイトル、最初のものと変更しました。
あんまり大した話でもないんだけど、内容がそぐわないような気が
したもんで。。。(も~、いつも思いつきっスよ~。★)

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秋の気配・2。。。(小説あり)

逢えば逢ったでいつも喧嘩になってしまうような男だったが、その男
の姿を認めると、銀時は一瞬驚いたような顔をして、次いで眩しそう
に眼を細めた。
本当にその姿が、眩しくてたまらないという様に・・・・・。
確かにいつもつまらない些細な事で喧嘩になってしまったりするけれ
ども、銀時はその男のことが嫌いではなかったのだ。
むしろ気に入っていた。
その男の不器用なくらいに真っ直ぐな生き方に・・・・・・・。

男はきびきびと部下達に命令を下しているようだったが、どうやら一通
り指示は伝え終わったようで、ポケットから煙草とライターを取り出した。
そして徐に煙草を一本口に銜えると、独特な形の黄色いライターで火
を点けた。
そんな一連の動作が嫌になるくらいに決まっていて、その男の二枚目
振りを更に際立たせる。
千両役者もそれこそ顔負けの容姿を持ったこの男は、さぞかし若いオネ
ーちゃん達にもてることだろう。
(いや・・・銀さんだってね、天パーでさえなけりゃあね・・・・・)
などという言い訳で表面上取り繕ってみるが、ここまで好い男っぷりだ
と却って嫉妬心すら起きないものだ。

それより銀時には、その男の外見上のあれこれよりも、その裏側の隠
れている一面こそが気に掛かるのだ。
(何をあんなにいつも張り詰めているんだろうかね。アイツは・・・・・・)
そう・・・・・。
いつも真選組という組織の何もかもを背負い込むような、真剣で妥協を
許さないようなその生き方は、不器用なくらいにその男には似合ってい
たけれど、でも銀時にはそんな生き方がとてもしんどく映ってしまう。
いつかぽっきりと折れてしまいやしないかと、見ていてとてもはらはらと
してしまうのだ。
(もっと気を抜いて・・・楽していたって良いだろーによ・・・・・)
もっともあの組織はそんな男で持っているようなところもあって、だから
こそあの男としても、一時も気を抜いたりなど出来ないのかもしれない
が・・・・・。

(でも仕事ばかりが人生でもあるまいし・・・・・・)
銀時は頭の片隅でそんなことを考えるが、「いーえ。アンタはもっとしっ
かり仕事のことを考えろよ」「そーネ!」 と新八と神楽の声がダブルで
聞こえてきそうで、銀時はまたまた憂鬱な気分に陥りそうになった。
(でも・・・・・)
と銀時は、再びまじまじとその姿を見つめる。
(あんな奴でも付き合っている女とかには優しいのかね・・・・・)
このかぶき町には噂好きの輩がそれこそたんといて、どこぞの誰某が
どうしたのという世間話から、幕府絡みや闇の世界のそれこそヤバイ話
まで、何かと暇潰しの情報には事欠かなかったが、その中でも世間では
嫌われていると評判はすこぶる悪い真選組の連中が、これで結構と町娘
達には、そのワイルドさが堪らないと人気があるのだというような話は伝え
聞いていた。
中でも鬼の副長様は相当におもてになるらしくて、毎日屯所に届く恋文は
十本の指では足りないそうな・・・・・。

(いや・・・だからね、銀さんだって、天パーでさえなけりゃ・・・・・)
思わず先程の言い訳をぐだぐだと繰り返してみれば、それはどうしても
只のやっかみとしか受け取れないような内容で、銀時はうんざりとした
ように溜息を吐いて頭を抱えた。
ふと視線を感じて顔を上げれば、その男が驚いたような顔をしてこちらを
見ている。
まさかこんなに朝早くから、銀時が起きているなどと思いもしなかったの
だろう。
そしてよもや逢う事になるだろうとも・・・・・。
銀時は暫しその視線に釘付けになった。
強くて真っ直ぐな黒曜石の眼差し。
囚われてしまったら、抜け出すことすら敵わなくなりそうな・・・・・。

この男はどんな風に女を愛するのだろうか?
そしてこの男はどんな風に、女に情を与えるのだろうか?

何だか妙な事を考えてしまいそうになって銀時は、はっと我に返った。
そしてその男がまだこちらを見ているのを再確認して、途端にどうしよう
もなく恥ずかしくなってしまった。
(な・・・何?・・・俺、今何を考えて・・・・・。アイツがどんな風に女と付き
合おうが、どうだっていいだろーによ。そんなこたぁ、俺にとっては・・・・・)
正論ご尤もだが、だが身体というものは正直で、思わず顔を背けて次い
でに身体ごと反転してしまう。
なのにそこから立ち去ることも出来ず、木偶の坊のように立ち尽くしたま
まだ。
(いなくなってくれよ。頼むから・・・・・)
何を誰に、どう頼むのかも判らないまま、銀時は思わず途方に暮れて
項垂れてしまった。
その時に階段を昇ってくる足音が聞こえてきた。
銀時が顔を上げる。
(何だ?ババアが家賃でも取り立てにきやがったか?・・・)
その割りに足音が重くしっかりとしている。
やがてその人物の頭の先が見えてきて、次第に全身が露わになった。
銀時は眼を見開いた。
(嘘だろ・・・。オイ・・・・・)
階段を上りきってやって来たその人物は、たった今、銀時が眼を逸らした
相手、黒い隊服に身を包んだ真選組の副長・土方十四郎、その人だった。

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どこに向かうのか自分でも判らないまま続いちゃってますが。。。(^.^;)
どこへ行くンだろ???

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